破壊されたフィルム
理性とは本能を傷つけないためのフィルムだ。
何かの思いが弾けて、自分を表現してみるが
ズタズタにされる。
上手くいかないことの方が多い。
恋愛という、悪魔に洗脳される。
縛られて、
虜になる。
そうなると余裕がなくなり、相手を縛りつけてしまう。
僕は悪魔に魂を売ったんだ。
入り込み始めると、その先にあるのは嫉妬(気にしたりする感情)
今まで守っていた感情が全面的に前に出て、
君の虜になる。
そしてゴールのない恋愛。意味のない恋愛だけが突き進む。
そこで知れるのは『いっときの快感』
恋愛における感性は負と正の行き来、
そんな不安定な気持ちの中で生きている。
それがバーチャルの世界で起きる。
なんとも言えない。
そのバーチャルで起きた『悪魔との交渉』から逃れのはバーチャルでしかない。
バーチャルにすがる。
そこでもう一度悪魔から魂を奪い返す。
そして、感性を光らせる。惹からせる。
悪魔にのっとられないように、フィルムでしっかりと覆う。
『その薄っぺらな物質に何が出来る』
と、悪魔のささやきが聞こえる。